今年は、私自身がとても力を注いだ森林セラピー。
おかげさまで、東京と屋久島で
たくさんの方にこの時間を
体験していただくことができました。
その中で、何度も耳にした言葉があります。
「何をしたいのか分からないんです」
「自分の“好き”が、もう分からなくて」
実は、この状態は決して珍しいものではありません。
むしろ人のために真面目に生きてきた人ほど、
訪れやすい感覚です。
多くの場合、それは「何かが足りない」のではなく、
感じる身体から、少し離れてしまっているだけ。
だからこそ、答えを探して外に出続けるよりも、
もう一度、自分の身体とつながることなのです。
特別なことをする必要はありません。
まずは、身近にある自然の中で、
- 呼吸を感じる。
- 足裏の感覚を感じる。
- 光や匂い、風にふと気づく。
そんな小さな積み重ねで、
感じる心と身体は、少しずつ戻ってきて
自分自身とつながりなおすことができます。
私自身も、このプロセスをたどった人間です。
森林セラピーというアプローチの心理的な深さと確かさを、
まずは自分自身の体験として知ったこと。
それが今、そのまま私の仕事になっています。
もし今、「自分が分からなくなっている」と感じているなら、
何かを変えようとする前に、
感じられる身体に戻る時間を持ってみてください。
そこから、すべては静かに動き始めます。
ヨガと同じように森林セラピーも人によって
行っている内容が違います。
私の森林セラピープログラムは、
基本になるのは、とてもシンプルな3つ。
- 呼吸
- 五感へのアプローチ
- 自分を俯瞰するためのワーク
内容としては、マインドフルネスに近いものです。
「今ここ」に戻り、考え続けていた頭から、
感じている身体へと意識を戻していきます。
プログラムは、決まっていません
その日の状態、
その人の神経の状態に合わせて、
- 動くか
- 立ち止まるか
- 言葉を使うか
- あえて使わないか
毎回、関わり方は変わります。
同じ内容をなぞるのではなく、
その人の「今」に合う関わりを何より大切にしています。
なぜ、自然に触れると整うのか
美しい自然の中で五感を使うと、
私たちの身体は自然と、
- 呼吸が深くなり
- 視野が広がり
- 思考が静まっていきます
そして、自然のリズムと同調し始めます。
これは特別なことではなく、
人間に本来備わっている調整機能。
だからこそ、無理に変わろうとしなくても、
自然と「自分に戻っていく」。
森林セラピーは、そんな感覚を思い出すための、静かな入り口です。

